毎年、春と秋に行っている奄美大島遠征も今回で4回目となりました。
今回は初日から沖磯に渡り、磯泊をします。
夕まずめ、夜の打ち込み釣り、朝まずめと思う存分釣りを楽しみます。
もちろんターゲットはGT
はたして釣果やいかに!?
釣行記録 2019年4月17〜19日
1日目 : 初の沖磯夕まずめ
12時ごろに奄美空港に到着。
さっそくレンタカーを借りて古仁屋に向かいます。
今回は宿の予約はなし。
テントと寝袋を持参し磯でキャンプをする計画。
まさにアドベンチャー
気分は高ぶる。
そんな気持ちとは裏腹に空はどす黒い。
そう、奄美は大雨でした。
殴りつけるような雨のなか、車を走らせ
今晩の食料やなんやらをビッグIIで買い出し。
ビッグIIでは食料品からお土産、釣具屋も充実しています。
天気予報は雨のち晴れ。
きっと古仁屋に着く頃には晴れ間が広がってるはずと期待・・・
古仁屋に向かう長いトンネルを抜けると晴れ間が広がっていました!
いつもお世話になっているあらた丸で沖磯を目指します。
が、どんどん空がどす黒くなり、スコール。
すぐに雨は止み青空が。
低い位置に虹がかかっています。
瀬戸内町から出発し、加計呂麻の北西のポイントまで来ました。
到着し今晩のお宿、テントを設営します。
風で飛ばされない用にロープでしっかり固定。
さて、時刻は17時。
GTの回遊を期待してキャストを繰り返します。
が、反応なし。
今の僕のパワーではGTタックルをキャストし続けるのは30分が限界・・・
ショアジギタックルに変更。
ルアーを14センチほどのミノーに変え様子をみます。
が、こちらも反応なし。
ダツくらい釣れてもいいのになーと思っているとヒットの声が!
オジロバラハタでした!
とりあえず今晩のおかずゲット!
その後、アカハタを追加。
完全に日が沈んだので、夕食の準備。
アカハタを刺身と味噌汁にしていただきます。
いい出汁がでてうまい!
肉も焼いちゃいます。
魚を食べてから肉を食べていつも思うことは、やっぱり肉が最高にうまい!
魚は肉を引き立てる最高のスパイス。
晩御飯の準備をしている間から、秋刀魚の切身をぶん投げて打ち込みをやっていますが、竿先に付けているスズは一向になりません。
ゲソを餌にチョイ投げすると・・
ウロコマツカサが釣れました。
しかし、なかなか大物は釣れません。
期待を裏切る海とは違い、星空は最高にきれいです。
星空を眺めながら寝袋にくるまり、スズが鳴るのをひたすら待ちます。
気がついたら深い眠りに陥っていました。
リン・・リン・・
ん?スズ鳴ってる?
リンリンリン!
完全に鳴ってる!
ん?夢か?
リンリンリン!
起きるのめんどくさいなー
リンリンリン!
気がついたら寝てました。
2日目 : やつが襲ってくる
翌朝、仕掛けを見てみると鬼のように根掛かりしてました。
少し明るくなり出した5時頃、ここからが本番です。
まずはポッパーで表層を探ります
反応なし
ミノーにチェンジ
反応なし
シンキングミノーで潜らせます
反応なし
ダツすらチェイスしてこない
こんなものか奄美!
ライトゲームに切り替え、気分転換。
ボトム付近で反応が。
ゴミ?かと思ったらアオヤガラでした(笑)
その後、ルアーを投げ続けるも小物のみ。
そして、その時は突然やってきました。
いや、予兆はあったのかもしれない。
出るのか?出るのか?
そんな駆け引き。
ロッドを握る手には汗が。
この沖磯についてから、まだ一回も出ていないのだ。
そろそろ、出てもいいころだろう。
そして、それは勢いよく襲ってきた。
そう、腹痛だ。
もちろんトイレなんてない。
人生そこそこ生きてきたが野糞ははじめての経験。
大海原にぶちかました快感はGTがヒット感じと似ていた。
うそです。
そうしてお腹もスッキリし、釣りを再開。
足元のベイトがサーっと散るのを見て、なんかおる!と友人が察知しすかさずキャストするとヒット!
大物ではないものの新種の魚が!
イシフエダイでした。
ルアーみたいにキラキラなやつ。
そうして、あっという間に14時になり迎えの船が。
釣果が散々だったことを船長に伝えると、帰りにちょっとだけ船からキャスティングさせてくれるという神対応!
もちろんヒットはなかったものの、これが最高に面白かった!
青の洞窟と呼ばれているところでもキャストさせてもらい、透明度の高い綺麗な海で釣りができるだけで幸せでした。
今度はチャーターさせてもらおうと思います。
港に着き、アオヤガラとオジロバラハタ、イシフエダイを捌き、刺身でいただきます。
イシフエダイが脂がのって最高にうまい!
アオヤガラは少し水っぽく、オジロバラハタは安定の味でした。
この日は名瀬まで戻り1泊します。
今日のお宿
【ゲストハウス:GOLDEN MILE HOSTEL】
お洒落・キレイ・安い 三拍子揃ったゲストハウスでした!
名瀬の繁華街も徒歩圏内なのでおススメの宿です!
明日はビッグマリンを使って瀬渡しの予定でしたが、予約が入っているのでダメとのこと。
他に名瀬から瀬渡ししてくれるところはないか尋ねると、イソシアというところを紹介してくれました。
渡船料は1人4000円とのこと。
ビッグマリンと同じです。
早速、電話して予約。
さくっと名瀬の繁華街に飲みにいき、明日に備えます。
3日目 : 高級魚が爆釣!?
朝6時にホテルビッグマリン裏の漁港に集合。
渡してもらったポイントは第2回奄美遠征で、GTのヒットやスマガツオが釣れた磯。
GTリベンジなるか?
まずは表層をアピールすべく、トップ系のルアーをチョイス。
反応なし
次にシンペンやミノーで少しレンジを変えます。
反応なし
ボトムを探ろうとジグに変更。
この辺りは水深30〜40メートルほどあるので80グラムのジグを使います。
着底後、ワンピッチでシャクってフリーフォール。
また、シャクってフリーフォール。
また、シャ・・・
ゴン! ヒット!
重い!
水深があるのであげるのが大変。
あまり引きは強くないのでハタ系の魚だろーと思っていると、赤い魚影が。
なんや、バラハタかと思っていると
ん!?これはもしや、沖縄三大高級魚
スジアラことアカジンミーバイ!
しかも、50センチほどのなかなかのサイズ!
嬉しい1匹です!
その時の動画はこちら▼
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その後はシブい状態が続くも、友人がダツをゲット!
このダツをぶつ切りにして、エサにします。
コツン、コツン、グググと
カワハギなどの雑魚がつついてきている様子。
そんなんじゃなくて、
ゴボッ
ギギギギッー
みたいなのが欲しいところ。
すると、
ゴボッ
ググググッ
と何がヒット!
これも重い!
上がってきたのは・・
またしてもアカジンミーバイ
しかも、さっきよりもデカイ!
2キロ弱の良型でした!
この後は続かず、あっという間に13時。
迎えの船が来ました。
今日は16時頃の飛行機なので、サクッと片付けをして、ホテルビッグマリンで温泉に入り、空港へ向かいます。
ちなみにビッグマリンの日帰り入浴は1000円
温泉はしょぼい割りに高いです。でも奄美には温浴施設があまりないので仕方なし。
せっかくアカジンが釣れたので、これはクーラーに入れてお持ち帰り。
帰ってアカジンパーティです。
沖縄三大高級魚アカジンを調理
鱗を剥いで3枚おろしに。
身が極厚のブリンブリンです。
こいつはお刺身に。
もう1匹は高級中華料理チンジョンにします。
チンジョンの作り方は別記事で紹介しようと思います。
さすがはアカジン!
脂が乗っていながらもさっぱりした味の刺身、しっかり味が染み込んだ食べ応えのある身のチンジョン。
最高でした!
んー、でもやっぱり肉が一番うまい!
まとめ
今回はタックルをGT対応にしたものの、ヒットなしと残念な結果でした。
釣果もシブく、生き物とのやりとり、釣りの難しいさを改めて感じた遠征。
ただ、今回初めてやってみた磯泊は天気に恵まれたこともあり最高でした!
磯は風が強く吹くことがあるので、テントが飛ばされないか心配でしたが、荷物とロープで固定することで問題はなし。
ただ、雨が降らない確信があれば4月の気温ならマットと寝袋と寝袋のカバーだけでも十分でした。
※外で寝るなら寝袋のカバー(シュラフカバー)がないと潮風でシュラフがびちょびちょになります。
夜は満天の星空の下、気の合う仲間だけで波の音を聞きながら、釣った魚とお酒を飲み、好きな時に釣りをする。
最高でした!
またやりたい!
タックルデータ
【GTタックル】
ロッド:TRANSCENDENCE Laulau8.3GT-S
リール:DAIWA 18キャタリナ5000H
PEライン:よつあみ ウルトラ2 PE 8号 200m
リーダー:よつあみ キャストマンアブソーバー 130Lb
【ライトタックル】
ロッド:TULALA ポルタメント73イヌクシュク
リール:SHIMANO 19バンキッシュC5000XG
PEライン:SHIMANO オシア EX8 2号
リーダー:よつあみ キャストマンアブソーバー 40Lb
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