お気に入りの服を染めてリユースしよう!〜ポリエステル生地編〜

その他情報

アウトドアウェアなどによく使われている、吸水速乾性素材って主にポリエステルなんですよね。

僕も登山や釣りなどいろんなアウトドアをするので、ポリエステル素材の服はたくさん持っています。

しかもハードな使い方をするし、洗濯回数も多いので色がハゲてくることもしばしば。

5年前くらいに購入して、冬になると毎日履いてたヘリーハンセンのスカイリムサーモパンツも膝下あたりの色が抜け白くなってきました。

このパンツ、化繊の中綿が入っていてめちゃくちゃ暖かいのにシルエットは細身という最高に使いやすいアイテム。


スノボーなんかに行く時、めちゃくちゃ重宝していたんですが、膝下が白くなってくると外履きするのはちょっと恥ずかしくて、完全部屋着と化していました。

前置きが長くなりましたが、今回はこれを綺麗に染め直して再び外でも履けるパンツにしてやろうという試みです。

ちなみにポリエステルはコットンなどの天然素材は違い、染まりにくい素材ですので専用の染料かつ高温で染色する必要があります。

今回使う染料は、みや古染の「ポリエステルダイ」という商品。


ざっくり染色方法を説明すると、90℃くらいの熱湯に染料を溶かして染めたい生地を煮込んでいくって感じです。

では先ず必要な道具を用意しましょう。

染色に必要な道具

  • ポリエステルダイ
  • 30ℓくらいのステンレス鍋(染物を煮込む用)
  • 3〜5ℓくらいのステンレス鍋(染色液を作る用)
  • 20ℓくらいのバケツ(染物をすすぐ用)
  • 菜箸
  • ゴム手袋
  • 台所用中性洗剤(すすぎに使用)

道具が揃ったら早速染めていきましょう!

おすすめのステンレス鍋


安くてしっかりした作りの寸胴鍋でサイズも豊富。

染めたい物を基準にサイズを選びましょう。サイズに悩んだら大は小を兼ねるので、35ℓくらいを選べばパンツやジャケットの染めることができます。

ちなみにTシャツやストールを染色する場合は20ℓあれば十分です。

おすすめの3〜5ℓくらいのステンレス鍋


直火OKなステンレス計量カップです。

鍋でも、もちろんOKですが計量しながら作業できるので何かと便利です。

染色方法

①染色の注意点
ポリエステルは熱に弱いので多少の縮みが発生します。

織り方などによって縮み具合は様々で、ほとんど縮まない物もあれば、着丈で5センチくらい縮む物もあります。少しでも縮んだら困るという物は染めない方が無難です。

ポリエステル以外の素材は染まりにくいです。

後で事例を紹介しますが、ポリエステルとコットンの混紡やリブ部分だけコットンみたいな服は染色にムラがでます。コットンの部分はポリエステルダイでは染まりにくいからです。染色前に素材の確認をしておきましょう。

※コットン用の染料で二度染すれば解消できます。

①染める服は洗って汚れを落としておく

事前に洗濯しておきましょう。

②染色液を準備する

染料は1つで約250gの生地を染めることができます。

今回染めるパンツは約400gあるので、染料を2つ使います。

染料1つに対して1ℓの熱湯で溶かすので、今回は2ℓの熱湯を用意します。

染色を2つ分入れたら水を2ℓ入れて火にかけます。

粉が残らないようにしっかりかき混ぜるながら溶かします。粉が残っているとムラの原因になるので注意!

生地を煮込む用の鍋にも水を入れて沸騰させておきます。ちなみにこれは35ℓの鍋。パンツなどの大きいモノを染める時はこれくらいの容量があった方が染めやすいです。

染料1つに対して約10ℓの熱湯で煮込んでいくので、ここでは18ℓの熱湯を準備しておきます。

熱湯18ℓと染料を溶かした2ℓを合わせて、計20ℓですね。

さて、お湯が沸いてきたら、溶かした染料を入れます。

染料を入れたら付属の「濃色促進剤」を2袋いれます。

これで染色液の完成です。

③生地を染色する

染色液の準備ができたらパンツを投入します。

弱火でぎりぎり沸騰しないくらいの温度で煮込んでいきます。

ここで少し問題発生。

このパンツ、中綿が入っているので生地が袋状になっていて、空気が抜けない。

そのため沈めることができないので、ひたすらじゃぶじゃぶすることに。

厚手のゴム手袋をしていれば少し手を入れたところで火傷することはありませんが、くれぐれも火傷には注意しましょう。

Tシャツなどの軽い生地であれば菜箸でかき混ぜれますがパンツともなれば結構しんどいです。

かき混ぜることでムラ防止にもなるので、頑張っていきましょう。

染める時間の目安は30分。

ただ、30分経っても染まり具合が弱い場合は、もう少し時間を置きましょう。時間が経つにつれてどんどん濃く染まっていくので、気長に待ちます。

今回は40分ほど煮込んでみました。

その後は火を消して、冷ましていきます。

冷ましている間もたまにかき混ぜることでムラなく綺麗に染めることができます。 

④すすぎ

生地に付いた染色液を落としていきます。

ポリエステルは急激な温度変化を与えるとシワができてしまう為、すすぎはお湯で行います。

染色液が水道から出るお湯の温度に近づいたら、生地をバケツに入れ替えてお湯で流しながらすすいでいきます。

ここで台所用中性洗剤を投入して、染色液が落ちるまでしっかりすすいでいきます。

※液性が中性であれば洗濯用洗剤でもOKです。

⑤陰干しする

すすぎが終わったら軽く絞って陰干しして乾かしましょう。

シワが寄っていても後でアイロンをかければOKです。

⑥アイロンをかける

シワが気になるようであれば、当て布をしてアイロンをかけましょう。温度には注意!

⑦完成

見事、膝下の白い部分はなくなり綺麗に染め上がりました!

また、縮みもほぼなかったです。

比較してみると、全体的に少し濃くなった気がします。同系色で染めると色ムラも目立たないので安心。

これからもどんどん履いていけそう!

他の服も染めてみた

ポリエステル100%のTシャツ

吸水速乾Tシャツです。

首元とロゴ部分にシミがあり、白だと目立つので染めてみることに。

先程パンツを染めた染色液にブチ込みます。

Tシャツは完全に沈むので、かき混ぜずにトロ火で放置します。

※ムラを出さずに綺麗に染めたい場合は、かき混ぜるのが無難です。

沸騰させてしまうと気泡でTシャツが浮いてくるので、沸騰させないぎりぎりの温度がベスト。

1時間ほど煮込んで、冷まして完成。

こちらも綺麗に染まりました。

生地の縮みも全くなかったです。

コットン+ポリエステルのスウェット

続いてはリブはコットン、それ以外はポリエステルのスウェットを染めてみます。

リブ部分はコットンなので、ポリエステルダイではあまり染まらない様子。

そして、よく見ると色ムラが。

こちらも鍋に入れてからかき混ぜずに放置していたのが原因かもしれません。

めんどくさがらずにしっかりかき混ぜるながら煮込んでいきましょう。

まとめ

服って色褪せてくると、なかなか着る機会がなくなってきますよね。

今回初めて染色を行いましたが、色褪せて部屋着になっていたパンツを簡単に復活させることができました!

しかも染料はたった1,000円たらずでコスパも◎

お気に入りだったけど、押し入れに眠っている服があれば、メルカリに出すか染色してもう一度着てやりましょう!

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