今日は大漁だ!と魚を持って帰っても、魚は鮮度が気になるし、保管するのってなかなか難しいですよね。
煮付けや塩焼きでもいいけど、やっぱり刺身で食べたい…
僕の中では生食で食べられるのは釣ってから3日までかなと思っています。
もちろん、しっかり締めて、血抜きを行い、海水氷で冷やして持ち帰るの条件を満たした上でです。
でも、3日というのはあくまでも目安で「おやっ・・これ大丈夫かな?」と思うことも結構あります。
できるだけ鮮度を保って安心して食べたいねん。
それには「締める」ことと「保存方法」が大事みたいやな!
「締める」ことによって死後硬直を遅らせることが可能です。
魚は死後硬直が解けた後、体内や外部に付着した細菌の酵素によって分解が進んでいきます。
この細菌による分解が腐敗です。
腐敗を遅らせるには「保存方法」によって細菌が活動しにくい環境を作ることです。
細菌の活動に重要なのが「水分・温度・空気」です。
水分がない、温度が低い、空気がない環境では細菌は活動が低下し、腐敗も遅らせることができるってことです。
その環境を作ることができる保存方法が「真空パック」です。
宇宙は真空で細菌が存在しないため、食べ物が腐らないですよね。
あと真空パックに入れることで「酸化」を防ぐこともできます。
空気中の酸素が魚に含まれる脂質に酸素が結合し酸化が進むと変色や臭い、味に変化が起きます。
前置きが長くなったけど、要はちゃんとした締め処理をして真空パック機を使って保存すると鮮度を長く保てるで!って話。
真空パックでの保存方法
まずは釣ってきた魚をさくっと捌きましょう。
捌いたらキッチンペーパーでしっかりと水分を拭き取ります。
水気が多いと菌が繁殖しやすいだけでなく、真空にする際に機械の中に水分が入り故障する場合があります。※余分な水分を一緒に抜いてくれる真空パック機もあります。
水分を拭き取ったら、真空パック用の袋に入れます。
あとは真空パック機にかけて、空気を抜くだけ。
スイッチオン!
あっという間に真空の完成です。あとは冷蔵室または冷凍庫に保管するだけ。
ところで真空にすることでどれくらい長持ちするん?
参考として魚の場合、冷蔵で+2日、冷凍で+1.5年保存できるようです。
真空パック機を選ぶ際のポイント
魚丸ごと1匹など、大きい食材を真空にする場合は、吸引力が高いものがおすすめ。切り身など小分けにする場合は、吸引力が低くても十分密閉できます。
用途にあったサイズを選びましょう。魚に関しては細長いものが多いのでそれほど大きいものでなくても大丈夫です。デカいやつは小分けにしましょう!
ロールタイプの袋は自分の好きなサイズに調整できるのがメリット。ロールタイプを使うのであればカッターがあったほうが面倒が省けます。
水分の多いものは一度冷凍してから、真空パックにかけるという方法もあります。
おすすめの真空パック機
真空パック機っていろいろ種類があってめちゃくちゃ悩みました。
吸引力が高かったり、いろんな機能が付いているとやはり値段は上がり1万円を超えてくるのものが多い。
お手頃なお値段で十分使えそうな真空パックをいろいろ調べた結果、購入したのがこれ。
バキュームシーラーという商品。お値段約3,000円と超リーズナブル。
吸引力は60kPaと決して高くはないが魚の切り身など、小分けにして真空にするには十分なレベル。
サイズも372×76×48mmとスリムな設計で保管場所にも困りません。
専用袋が15枚セットされていて、その他の袋もそれなりにいろいろと使える。
ロールカッターやその他機能は付いていないシンプルな設計ですが、他サイトでの評価もまずまずで特に気密性に関しては高評価。
約3,000円とリーズナブルで、実際に使ってみて値段以上の価値はあると実感できる、最初の一台にはもってこいの真空パック機だと思います。
ついつい食材を腐らせてしまうことがある方は是非使ってみてください。
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