釣り道具って機内持ち込みできる?【国内線】

お役立ち情報

飛行機で釣り遠征に行く際、釣竿は機内持ち込みできるの?

他に持ち込みできないものは?

保安検査場で引っかかったらどうしたらいい?

そんな疑問にお答えします。

コレって機内持ち込みできる?

機内持ち込みOKなロッドの長さ

航空法では60センチ以下ならOKとされています。

ただし、航空会社によっては機内持ち込み荷物のサイズを1辺あたり45センチまでとしている会社もあるので事前に確認しておきましょう。

例えばJALの場合、以下のようなルールとなっています。

100席以上の場合

100席未満の場合

たとえ航空会社の受付で何も言われなくても、60センチ以上の釣竿を持ち込もうとした場合、保安検査場で必ず引っかかるので注意!

航空会社別、手荷物の大きさ制限

●ANA

機内に持ち込めるサイズとルール
【ANA公式サイト】ANA国内線の手荷物サイズのご案内です。手荷物の機内持ち込みには重さやサイズにそれぞれ制限がございます。スーツケースなど大きな荷物を機内にお持ち込みになる際は事前にご確認ください。

●ピーチ

機内持ち込み手荷物について | Peach Aviation
Peachの機内に持ち込むことが可能な手荷物のルールを記載しています。搭乗の前にご確認ください。

●ジェットスター

https://www.jetstar.com/jp/ja/help/articles/carry-on-baggage-what-can-i-bring-on-board

●スカイマーク

機内持込手荷物|手荷物|スカイマーク SKYMARK
機内持込手荷物のページです。スカイマークはリーズナブルな運賃で快適な空の旅をご提供いたします。

その他、持ち込みに注意が必要なもの

ナイフ

バターナイフのような先端が鋭利でなく、凶器にならないと判断されるものは持込可能

釣りで使用するようなナイフは基本的に持込不可なので預け荷物にするのが無難です。

ハサミ

先端が尖っていないもので刃体6cm以下であれば持込可能

プライヤー

全体の長さ15cm以下かつ刃体の長さ6cm以下のものは持込可能

フック

U字底部から釣り糸通し穴までの距離が10cm以下のものは持込可能。但し、凶器となり 得ると判断した場合は持込不可

マグロ用等の超大型フックでなければ基本的に大丈夫です。

メタルジグ

100g程度の小型のジグであれば問題ありませんが、長さ15センチを超えてくるような大型のジグになると持込不可となる場合も出てくると思います。

ピトン

ピトンも持込不可となる可能性が高いです。僕は一度没収されました。

フィッシュグリップ

機内持ち込みに関するルールの明記はありませんが保安検査場の方によって、可否が分かれるよう。

工具として考えられるなら15センチ以上の物はアウトになりそうですね。預け荷物にするのが無難です。

プリミキシングライター(ターボライター)

機内持ち込みも預けることもできません。たとえガスが入っていなくても保安検査場で没収されます。

悩む物は預けるのが無難

下記のリンクは国土交通省が航空法に基づいて機内持ち込み・預けの可否を記載しているリストです。悩む物があれば事前確認しておきましょう。

https://www.mlit.go.jp/common/001389052.pdf

ちなみに航空会社がOKといっても保安検査場で没収される場合もあります。

僕の場合、ピトンがそうでした。

航空会社の受付で実際に物を見せて持ち込みOKと言われ、保安検査場にいくと持ち込みできませんとの回答。

受付でOKと言われたと説明しても「無理です」の一点張り。帰りの飛行機かつ出発の時間が迫っていたので破棄するしかありませんでした。

ピトンのような釣りをやらない人には何かわからない専門的な物については、航空会社の人も適当に答える可能性があるので注意が必要です。

保安検査場で引っかかったら

保安検査場で引っかかった場合、

  1. 預け荷物にする
  2. 宅配便で送る
  3. コインロッカーに預ける
  4. 破棄する

上記の対応となります。

飛行機の出発間近に保安検査場を通った場合、①②の対応はできないので、③④の2択を迫られます。

関空の場合、コインロッカー利用料は以下の通り。※1日の利用料

  • 小型 400円
  • 中型 600円
  • 大型 800円

4日間の遠征で小型コインロッカーに預けた場合、1,600円が必要となります。

物によっては新しく買った方がいい場合もありますね。

ちなみに長期旅行や帰りの飛行機が違う空港着の場合などは、コインロッカーを運営している会社に連絡すれば、回収して着払いで自宅に送ってもらうことも可能です。

そうすれば、コインロッカー代は1日分しか発生しないので、送料を加えても安くなる場合も。

コインロッカーの荷物を送ってもらう

関空の場合、JALエービーシーという会社が運営しています。

https://www.kansai-airport.or.jp/service/delivery/06.html

まずは運営会社に連絡しましょう。

保安検査場で引っかかって荷物をコインロッカーに預けることになったんですが、なかなか取りに行くことができなくて…

と説明すれば、ロッカーの中身と鍵の番号を聞かれるので伝えると回収してもらえます。

送ってもらうには委任状が必要

自宅に送ってもらうには委任状が必要となります。

今回の場合は、メールでの委任状で問題ありませんでした。

委任状の内容はこんな感じ

あとは、ロッカーの鍵と免許証などの身分証のコピーを送付すれば受領後、着払いで自宅まで送ってくれます。

ちなみに仕舞寸70センチのパックロッドの送料は同じ関西圏でも2,600円かかりました。

梱包代と手間賃を上乗せしている感じですね。

それでも、毎日かかるコインロッカー代と関空までの交通費を考えると安くすみました。

結論

追加料金がいるとしても、預け荷物にしておくのが無難。

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