数多くの魚たちを捌いてきたビクトリノックス。
主に釣り場(海)でウロコ取りと内蔵を出すために使っているので、塩ガミが酷くペンチがないとツールが出せなくなってしまいました。
すぐに水で洗い流せば問題ないのですが、海水でさらっと洗ったあと1週間ほど放置していたらバキバキに固まっていました。
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こいつを綺麗にしてやろうという試みです。
ネットで調べてみると、ぬるま湯に入れて歯ブラシでゴシゴシが定番のよう。
ぬるま湯なんてあまっちょろいもんで、この頑固な塩ガミが取れるかと思い、どうせなら熱湯だろうと鍋にぶち込むことにしました。
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煮込むと汚れやゴミが浮き、歯ブラシで擦ると少しずつ綺麗になってきました。
しかし、まだ可動部分は固い。
塩ガミには酸が有効とのことなので、ポン酢を入れてみました。
現在の海水は弱アルカリ性で、酢は酸性なので中和させて塩分を取り除いてやろうって話。
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冷蔵庫の奥深くに眠っていた賞味期限2019年モノ。
これで頑固な塩ガミも解消されるはず。
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弱火でコトコト煮込むこと数分。
おや、ビクトリノックスの様子がおかしい、、
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プラスチック部分が浮いてきている・・・
はい、変形して剥がれました。
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プラスチックにもいろいろ種類があって、ビクトリノックスにはABS樹脂が使われている。
このABS樹脂の熱変形温度は70〜100℃
熱湯で煮込むのはぎりぎりアウト。
ただ最初に熱湯で数分煮込んだ際には変化はなかったが、ポン酢を入れたのが致命傷だった気がする。
ポン酢に含まれるクエン酸は一部のプラスチックを溶かす働きがある。
ABS樹脂は酸耐性があるようですが、少なからず影響を受けたのではないか。
まあ、綺麗になったし、プラスチック部分がなくなったことでコンパクトになったのでこれはコレでありかなということで◎
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