日本の最果てで釣りをする【与那国島】

与那国島

日本の最西端の島、与那国島。

さらにこの島の西端、つまり日本の端っこにあたるのがトゥイシという磯。

ここには大潮の干潮のタイミングであれば歩いて渡ることができる。(潮位0㎝程度まで引く季節)

ちょうど与那国島に訪れたのが大潮だったので、せっかくなら日本の端っこで釣りがしたいと思い行ってみた。

他のポイントも簡単に紹介する。

ポイント紹介

トゥイシ

トゥイシには久部良漁港の南避難港からリーフを歩いて20分ほど。

コンクリート壁の上段を歩いて行き、岩場を降りるとリーフへ出ることができる。

干潮の1時間前にリーフに行くと、深い所で股下くらいの水位で思ったより潮が引いていなかった。

また、夏の時期は南風が吹くためリーフエッジは大きな波が立つので、気をつけて進む。

トゥイシに到着

トゥイシから見た西崎は圧巻。

この景色は日本の端っこに立たないと見れない景色。

さて、ここからが最難関。

本当の最西端に立つには、5メートルほどの水路を泳いで渡る必要がある。

潮が引くタイミングなので、水路は川のように激しい流れになっており、ライフジャケットを着用して、十分注意して渡る。

雰囲気は抜群。いかにも巨大魚が出そう。

潮が満ちてくると帰れなくなるので、短時間勝負。

UZUの梅雨ブギーをぶん投げてみる。

すると、早速水面が軽く爆発した。

魚がいることを確信。

再度同じコースを狙う。

すると、またでた!

今度はフッキングまで持ち込んだ。銀色の魚体が水面に輝いた。GTだ。

鼓動が高鳴るのも束の間、2秒でフックアウト。

GTは何もなかったように泳いでいった。

それから投げ続けるも何もなし。

潮が満ちてくる前に潔ぎよく撤退。

と、その前に少しだけライトゲームで遊んでみる。

足元から割と水深があるのでメタルジグを落としてみる。

すると何かが喰いついた。

PE0.5号のスーパーライトタックルに太刀打ちできない魚が襲いかかる。

ドラグが鳴り響き、尋常じゃないスピードでラインが放出されていく。

瞬く間にラインブレイク。やはりここには大物が潜んでいるらしい。

時間が迫ってきたので、トゥイシの水路を渡たり帰路に着く。

ここからは多少、潮が満ちてきてもなんとか帰れるだろう。

ライトゲーム

帰りはライトゲームを楽しむ。

まずはトゥイシの水路。

潮通しも良く、いろんな魚の通り道になっていそうなポイント。

ミノーで誘ってみると、すぐに反応があった。

強烈な引きで、根ずれしないよう急いで際まで移動する。

なんとか耐えてあげたのは、なんとも奇抜なカラーをした魚。

キヌベラ

さすが日本の端っこ、インパクトが半端ない。

その後もトゥイシ周辺で投げ込む。

ここは本当に魚影が濃い。毎投何かしらの反応がある。

PE2号、リーダー40〜50ポンドくらいのタックルがあれば、そこそこの大物とファイトできそう。

PE0.5号では太刀打ちできず、2回のラインブレイクをくらった。

帰り道は潮溜りやスリットを中心にキャストしながら進んでいく。

イシミーバイ

イシミーバイやアオノメハタが多くいるよう。

アオノメハタ

ここでも毎投、反応があるのでなかなか進まない。

ミツバモチノウオ

このライトゲームがめちゃくちゃ面白いが、潮も満ちてきたので終了。

トゥイシに行く時はライトタックルを持って行けば、大物が釣れなくても楽しめる。

番外編

ここからはトゥイシ以外の与那国島の釣りポイントを紹介。

アリシ展望台の磯

駐車スペースもあり、比較的足場のいいポイント。

北向きなので南風が吹く夏場でも立ちやすい。

朝イチに1時間ほど投げたが、なんの反応もなかった。雰囲気はあるのでタイミングがあえば釣れそうなポイント。

租納港

租納エリアを拠点にするなら、歩いていけるポイント。

与那国の港なので、ライトゲームであれば入れ食いかと思いきや、かなり渋かった。

ライトゲームをするも、釣れたのはオキフエダイとテリエビスのみ。

魚影もあまり確認することはできなかった。

オキフエダイの幼魚
テリエビス

この港は長い堤防があり、先まで行くとかなり水深がある。

ただ、足場も10mくらいの高さがあるので、かなり怖い。

ハイサイ探偵団はここで、ドクウツボやアカジンなど大型の魚を釣っていた。

試しにルアーを投げてみると、何かがヒット。

30㎝ほどのヒメフエダイ。

これくらいの大きさであれば、10mくらいの高さでも簡単に抜き上げられた。

ヒメフエダイ

水深があるので、ジグでも探ってみるが秒で根掛かり。根は荒いようだ。

田原川

河口付近には無数のティラピアがいる川。

他にもオオウナギやオオクチユゴイ、マングローブジャックが確認できた。

ティラピアはルアーには、ほぼ反応せず、なかなか喰わせるのは難しいと思う。

少し上流に向かうと、オオクチユゴイが群れているのでルアーで狙ってみると面白い。

オオクチユゴイ

オオウナギを狙うなら、トラップを仕掛けるのが有効。

100lbほどのリーダーに大きめのフック、餌に魚の切り身などを付けて放置しておく。

夜に見に行くと何かが掛かっているはず…

今回は残念ながらオオウナギではなく、ティラピアとオオクチユゴイが掛かっていた。

ティラピア
オオクチユゴイ

ライトゲームタックル

ロッド : Huerco XT-505C

持ち運びを考慮した、仕舞寸法約39センチの5ピース。源流~渓流域のトラウトから、小規模河川のシーバスやクロダイ、南西諸島のライトプラッギングまで。日常の釣りは勿論、旅先の水辺においても ”ベイトタックルで遊ぶ” ためのライトゲームスペシャルと言えるでしょう。

https://huerco.jp/product/xt505-5c

機内持込も可能でカバンに忍ばせておいても邪魔にならない仕舞寸39センチのコンパクト設計

2〜10gほどのジグやルアーもキャストしやすく、比較的大きい魚でも安心してやりとりのできるロッド。

常にカバンに忍ばせておきたいロッド。

買ったら釣りする機会が増えること間違いなし。

リール : SHIMANO SLX BFS

ベイトフィネスを身近にするコストパフォーマー。制動セクションはベイトフィネス専用に開発したFTB(フィネスチューンブレーキシステム)。スプールからブレーキユニットをなくすことで軽量化し、軽量ルアーをストレスなくキャストすることができます。その他の仕様もX-SHIP、エキサイティングドラグサウンドなど充実。

https://fish.shimano.com/ja-JP/product/reel/baitlurecasting/a075f00003nhub3qam.html

軽いルアーでもトラブルなくキャストができるベイトフィネスリール。

その中でもコスパに優れているので最初の1台におすすめのリール。

スピニングもいいけど、やっぱりベイトの方が手返しも良く、キャストしてるだけで楽しい。

ライン : SHIMANO ピットブル4本編 0.4号

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