シイラ(Common dolphinfish)
【体長】200cm前後
【釣れた場所】京都伊根、和歌山中部~南部、三重尾鷲、奄美大島、沖縄など
【ヒットルアー】メタルジグ、ポッパー、ミノーなど
生態
産卵期は春〜夏で水温20℃以上の環境で行われる。
関西では梅雨明けの6月頃より和歌山など太平洋側で釣れ出し、京都など日本海側では8月頃より釣れ始める印象。
40センチ前後のペンペンサイズが多く、数釣りが楽しめる。
でもやっぱりシイラといえば、大型のオスの特徴でもある、でこっぱちのシイラを釣り上げたいものだ。
特徴
シイラは、オスが釣られると、ペアのメスはオスのあとを着いて泳ぐといわれる。そしてオスが釣り上げられると、その後すぐにメスも釣れることから、仲良し夫婦の魚といわれている。このことから、高知県では、夫婦の象徴として、シイラの干物が結納に使われることがある。
また、流木などに集ったり、イルカのように船についてくる習性があり、カヤックやSUPフィッシングとは相性抜群。
この習性を利用したシイラ漬けという漁法も存在する。
単に竹の束を浮かしているだけで、シイラが集まってくるという漁法。
ファイト中では激しいジャンプを繰り返し、フックを巧みに外そうとする。
食べ方 (美味しさ★★★★☆)
暖流にのって回遊する魚なので、脂の乗りはあまりよくない。なので、フライや天ぷらといった揚げ料理と相性ばっちり。
刺身もあっさりした味わいで普通に美味いが、生食での食あたりも報告されているので、注意が必要。
食あたりの原因は、はっきり解明されていないようだが、一説によると「腸炎ビブリオ菌」によるものだそう。
腸炎ビブリオ菌はどんな魚にも付着している可能があるが、水温が15℃以上になると活発になるため、暖流を好むシイラ付いている可能性は高い。
表皮に付いているので、捌いた包丁やまな板を丁寧に洗い、可食部に触れさせないことが重要だ。
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