オリジナル手ぬぐいをつくる

DIY

手ぬぐいっていいですよね。

旅先とかでいいデザインの手ぬぐいがあればつい買ってしまいます。

僕的には魚のデザインの手ぬぐいがあれば即買いなんですけど、あんまりないんですよね。

それなら自分で作ってやろうってことで、その記録です。

オリジナル手ぬぐいをつくる

デザイン制作

まずはデザインを考えるところから。

初めての試みなので、シンプルなデザインにします。

イメージはこんな感じ。ヒラアジ系の魚を並べてみました。

これを基に型を作製していきます。

型をつくる

デザインを紙に印刷して、クリアファイルに写す。

次は写した部分をデザインナイフで切り抜いていく。

これで型の完成。

生地の下染

型の切り抜いた部分に色が着くよう下染をする。

最初に色むらにならないよう生地全体をハケで湿らせる。

全体が湿ったら染液を塗っていく。

下染は基本的に薄い色を選ぶ。濃い色を選ぶと本染で染まりにくくなるため。

染色ができたら、乾かす。

色止めするためにソーダ灰を水で溶かした水溶液を塗っていく。

水1リットルに対して30gが目安

糊をつくる

染めない部分に着ける糊を作っていく。

  • 型のり
  • 亜鉛粉末
  • 活性炭
  • 防染剤

それぞれを適量混ぜれば防染糊の完成。

糊を塗る

型の配置を決めたら、スプレーのりで生地と型がズレないように固定する。

ヘラを使って型全体に糊が入るよう、しっかり塗っていく。

糊が塗れたら、ゆっくり型を剥がす。

糊を保護するために、ひき粉を振りかける。

こんな感じで、残りの型に合わせて糊を塗っていく。全て塗れたら糊を乾かす。

糊が乾いたら、アルギン酸ソーダで作った水溶液を塗る。

染めやすくする、糊の落としやすくする効果がある。

生地を乾かす。次はいよいよ本染。

本染

染色液を作ったらムラにならないよう全体に塗っていく。

糊を塗ったところは基本的に染まらないが、あまり染色液をドボドボに付けすぎると染みてしまうので注意。

満遍なく濡れたら乾かす。

裏側はこんな感じ。糊を塗ったところだけ染まっていないのが分かる。

生地が乾いたら色止めのソーダ灰水溶液を塗る。

あとは乾くのを待って、洗い流す。

最後に鍋に沸かした熱湯に洗濯用洗剤とタナクリンを入れて、生地を数分煮込む。

これで余分な染料をしっかりとる。あと染料の滲み防止の効果もある。

煮込み終わったら脱水後、アイロンをかければ完成。

今回使用した材料は田中直染料店でほとんど揃います。

染料と染色材料の専門店 京都 田中直染料店
染色材料(草木染/藍染/柿渋染/化学染料、染色助剤、器具、生地、縫製品など)の専門店 京都 田中直染料店 の公式ウェブサイト/オンラインストア

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