「魚探」と聞くとなんだか高価なイメージがあったり、扱いが難しそうだったり敷居が高いですよね。
そんな魚探にもいろいろ種類があって、安いものは1万円くらいからあります。操作もスマホと連動して簡単に使える機種なんかも。
今回は初めてにちょうどいい魚探を紹介したいと思います。
魚探の役割とは
僕の中での魚探の役割は、地形の把握と魚の存在がある程度のレベルで分かればいいと思っています。
僕は漁師でもなく、趣味で釣りをしているだけなので、そこまでの性能は求めていません。
高性能の魚探であれば、ルアーの軌道や魚が反応を示しているか、より詳細な情報を得ることができ釣果に繋がるのは間違いないと思います。
しかし、性能が高くなれば高くなるほど、魚探しか信じることができなくなり、魚探に反応がない=釣れないという心理が働いてしまいます。
釣りにゲーム制を残すのであれば、ある程度の性能を持った魚探がいいと思っています。
あとは現在地の把握。
これが割と重要で、沖に出ると周りの景色があまり変わらない為、流されていても気付きにくいです。
マッピングができる (GPSが付いている) 魚探なら、自分がどのくらいの速度で流されているか把握することができます。
そこでオススメなのがDeeper(ディーパー)という魚探。
Deeper(ディーパー)とは
球体の魚探でWi-Fiでスマートフォンに接続して使用します。
この魚探がSUPフィッシングと相性抜群。
SUPはカヤックに比べ艤装がしにくいため、魚探が設置しにくいですが、このディーパーなら簡単に設置できます。
実際、スマホに表示される画面がこちら。
魚のアイコンでどの深さに、どのくらいの大きさの魚がいるか一目で分かるので初心者の方にも使いやすいです。
設定でアイコンを消すことも可能です。
※正確な反応(魚の大きさ)などを判断するには、魚アイコンを消すことをおすすめします。
Deeperのラインアップ
ディーパーには下記4種がラインアップされています。
結論から言うと、主にSUPやカヤックフィッシングで使うのであれば、スペック的には「PRO」で十分だと思います。
ハイエンドモデルの「CHIRP +」は水深100mまで対応できますが、なかなかSUPで水深100mまでいけるポイントはありません。「PRO」であれば80mまで対応できるので、十分なスペックです。
また、識別サイズが「CHIRP+」であれば1cmから、「PRO」であれば2.5cmとなっていますが、この1.5cmの差が大きく釣果に影響することはないと思います。
周波数について
一般的なプレジャーボートの魚探は周波数50kHz(43度)と200kHz(15度)の2種の超音波を使い分けています。
低周波(50kHz)で広範囲を探り、魚の群れを見つけて、高周波(200kHz)で狭い範囲をより詳細に調べていきます。
「PRO」「PRO+」は低周波90kHzで55度の範囲、高周波290kHzで15度の範囲を探知することが可能です。
「CHIRP+」はさらに7度という狭い範囲を調べることができる超高周波が用意されているので、SUPやカヤックフィッシングのような細かい舵取りでピンポイントの根を狙える釣りには相性がいいと言えます。このメリットは大きいですね。
「PRO」と「PRO+」の違い
「PRO」と「PRO+」の違いは内蔵GPSの有無だけなので、オカッパリでディーパーを使用しない場合は「PRO」で問題ありません。
SUP・カヤックで使用する場合はスマホのGPSを使用できます。オカッパリで地形図を作りたい場合は、ディーパーをキャストするので、ディーパー自体にGPSがないと位置を把握できないため「PRO +」が必要です。
マッピング
探索した情報はディーパーが提供しているLakebook™(無料)で集約することができます。
同じポイントに通い詰めて、自分だけの地形図を作成することができます。
地図上に写真を残すこともできるので、どこで何が釣れたかなどを記録することもできます。
設置方法
ディーパーは本体下部に超音波を発信する振動子が組み込まれているので、ストラップなどで繋げて浮かべるだけで探知することができます。
しかし、それだと移動する際に本体が傾いてしまい、正確に探知することができません。
ディーパーにはクランプで固定できる専用のマウントがあるのでセットで購入するのがオススメです。
海図アプリとの組み合わせで釣果UP
魚探があっても闇雲にSUPやカヤックを漕いでいるだけでは魚は見つかりません。
事前に魚がいそうなポイントを絞っておくことが釣果UPの近道。
例えばこんなとこ。
明らかに地形変化があるポイント。
実際に行ってみると、めちゃくちゃ反応が!
ジグを落とすとドン!
ハマチの群れでした。
周囲よりも駆け上がってるポイント。
実際、魚探で見てみると2メートルくらいの駆け上がりで、やはりここにも反応が。
ルアーを落としてみるとドン!
真鯛がいました。
事前にポイントの目星をつけていると、効率よく魚を探すことができます。
▲おすすめ海図アプリ
魚探あるある
上の画像のように魚探にめっちゃ反応があっても、ぜんぜん釣れず、ほんまに魚おるん?魚探潰れてんちゃん?と思うことがあります。
しかし、ご心配なく。たぶん下にはめちゃくちゃ魚がいます。ただ、魚がいても食わない時は食わないです。
でも、海藻などに誤反応することもあるので、そこは注意が必要です。
SUP・カヤックを買ったけど、なかなか釣果に恵まれないあなた。
まずは魚探を買うことで、間違いなく釣果UPします。
ディーパーは最初の1台におすすめの魚探です!
▲SUP・カヤックのみで使うならコレ
▲おかっぱりでも使うならコレ
▲一番性能がいいやつが欲しい!って人はコレ
▲コレがないと移動しながら魚の反応を探れない(※)ので購入必須
※これでディーパーを固定しないと移動の際に、 ディーパーが傾いてしまい正確に探知することができなくなります。
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